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5本の柱 実現のための想定予算と財源確保の手立て

サマリー

  • 安野たかひろが今回政策の5本の柱で掲げている各種新規施策は、現行の都の年間予算約8.5兆円の1%未満・500億円程度で実現可能な見込み
  • 東京都の税収は年間おおよそ1,600億円程度伸長。経常収支比率を考慮しても使える予算は毎年373億円程度増えている
  • 都知事任期の前半2年に分けて新規政策を実行すれば、税収増分で増えた予算内で全ての政策の実現が可能
  • 加えて、デジタルの活用による無駄削減、既存政策の見直し(都庁プロジェクションマッピングの取りやめなど)により、更なる財源の捻出・余裕を持った財政運営を目指す
  • 大枠の予算配分は変えず、既存政策の良い部分はしっかりと踏襲していく

政策の5本柱実現にかかる予算規模概算

  • 政策の5本柱で上げた施策の実現は、導入時に約523億円、その後の維持・運営費に最大180億円/年程度がかかる見込み
    • 最も予算を要するのは2本目の柱である「とことん安心の医療・防災」で、導入に約275億円、維持・運営に約52.5億円/年を想定
  • 都の一般会計は令和6年度で約8.5兆円。その大きな予算配分を変えることなく、全体の1%未満で現在打ち出している新規政策は実現可能
  • 経済:新産業で所得倍増 導入32億円、維持・運営16億円/年
    • 自動運転特区の実現:導入18億円、運営3億円/年
    • スタートアップの法人都民税減税:10億円/年
    • 都立インターナショナルスクールの誘致(企画費・授業料補助等):導入4億円、維持・運営3億円/年
    • ほか施策については、追加予算ではなく現行の予算内で取り組み内容を変更
  • 医療・防災:とことん安心の医療・防災 導入272.5億円、維持・運営52.5億円/年
    • 夜間休日の医療体制構築:導入91.4億円、維持・運営35億円/年
    • 自分らしい生き方アプリの開発:導入25億円、維持・運営1億円/年
    • 施設利用状況のデータベース化:導入18億円、維持・運営2億円/年
    • 入退院サマリーの作成補助:導入34億円、維持・運営1億円/年
    • 避難訓練の実効性を強化するデジタル技術の実装:導入16.8億円、維持・運営1.8億円/年
    • 分散型情報インフラの構築:導入41億円、維持・運営1.12億円/年
    • 避難所運営のスムーズ化:導入49億円、維持・運営0.5億円/年
    • その他取り組みは、現行予算の枠内で実現
  • 子育て・教育:安心の子育て教育環境 導入188億円、維持・運営90億円/年
    • 不妊治療の「先進医療」の費用額上限撤廃:13億円/年
    • 無痛分娩に対する助成:11億円/年
    • 住宅費支援:13億円/年
    • 教育費支援:53億円/年
    • 海外大学誘致:導入12億円
    • 校務のDX化:導入86億円
    • その他取り組みは、現行予算の枠内で実現
  • 行政:行政をもっと簡単・透明に 導入14億円、維持・運営最大21億円/年
    • 使い勝手改善:導入0.5億円
    • デジタル人材確保:2.5~10億円/年
    • リモート窓口の整備:1億円/年
    • AI活用の総合案内:10億円/年
    • その他取り組みは、現行予算の枠内で実現
  • 民主主義:高速な民意反映 導入13.74億円、維持・運営0.02億円/年
    • ブロードリスニングの整備:導入0.14億円、維持・運営0.02億円/年
    • 都議会AIの作成:導入11.8億円
    • 都政参加プラットフォームの構築:導入1.8億円
    • 東京都スマホアプリの開発:行政パートの予算に内包
    • AIアシスタント・LINE等の活用:行政パートの予算に内包

予算ねん出のための財源の考え方

  • 東京都の税収はここ14年で見るとおおよそ1,600億円/年で伸長。経常収支比率を考慮しても使える予算は毎年373億円程度増えている
    • 東京都財務局の発表によると、2010年から2024年の間で税収は2.24兆円増加。1年で1600億円程度税収が伸びている状況
    • 経常収支比率は令和4年度で76.7%であり、それを差し引いても毎年約373億円程度は財源が税収増により増えている
  • 任期4年の前半2年にかけて政策を実行することで、税収増分で増えた予算内で全ての政策の実現が可能
    • 年間373億円の税収増分の予算に対し、安野の政策全てを実装するには導入コストとして前述のとおり約513億円が必要。
    • 2年間で実施タイミングをずらして導入を行うことで、無理のない計画で新政策の実装が可能となる
  • 加えて、デジタルの活用による無駄削減、既存政策の見直し(都庁プロジェクションマッピングの取りやめなど)により、更なる財源の捻出・余裕を持った財政運営を目指す
    • デジタルの活用により、様々な既存の都政の無駄が削減されることを想定している。内情をつぶさに確認し、徹底的な効率化による更なる予算ねん出を目指す
    • また、良い政策は踏襲するが、そうでないものは速やかに取りやめ、コストを抑える。
      • 例えば都庁のプロジェクションマッピングは2024年度で7億円ほどの予算が計上されているが、取りやめが望ましいと考える
  • 現在の都政の取り組みのうち、子育て支援・スタートアップ支援・東京都強靭化など良いものは継続するべく、大幅な予算枠の割り当て変更は行わない